20121122blog.jpg 東京都足立区は、都内でも生活保護世帯が非常に多く、無業の若者も多くいます。
そのため、足立区は若者の就労を支援するため「あだち若者サポートステーション(以下 AYSS)」を旧足立区役所跡地に建設された「東京芸術センター」の8階に開設し、就労支援・自立支援事業を進めてきています。
開設以来、多くの若者がここを訪れ、昨年は700名を越える若者が就職をしています。
 この成果を導き出したAYSSの事業内容と足立区や東京都、NPO法人等との協働事業体制を調査するためにAYSSを訪れました。
 当日は、ここを所管する足立区産業経済部就労支援課の中山紀子係長と 就労支援係の綾部裕樹さん、AYSSの運営責任者である「NPO法人青少年自立センター」長谷川晃さんに話を伺いました。
 このAYSSには、2006年の開所から2012年度3月末までに延べ約4万人が利用しています。
開所日数は約1760日ですから、一日あたり23名が利用したことになります。
開所当初の来所者は約5352名、2011年は7131名と年々増加し、しかも昨年度は779名が進路が決定し、そのうち199名が正社員として雇用されています。
前年度の2010年度の進路決定者が473名ですから、大幅な増加です。
 ここでは、若年者の就労意欲を喚起し雇用の安定と就労の促進を図ると共に、就学や就職をせず自宅以外での生活の場が失われている若者に対して継続的に社会参加支援を行うとして、「発見」「誘導」「参加」「出口」の4つのネットワークによる包括的な支援体制が整備され、事業内容の充実が図られてきていると言われます。
 施設の利用は無料となっていますが、30歳代までの登録制となっており、各セミナー参加には事前の予約制となっています。
 また、利用者の状況や要望に応じた各種カリキュラムが用意され、毎月のセミナーが紹介されたA3サイズのチラシ1000枚が準備配布されています。
 若者が一目でセミナーの内容が分かるように「いいことし隊」「学びなおし隊」「アル活セミナ―」「サポステスタッフぷれぜんつTHE身だしなみ講座(女性編)」等、ネーミングも凝っています。
上から目線ではなく若者目線で伴走型支援・旗振り支援が展開されており、スタッフの年齢も、ここを訪れる若者と近いため、相談に乗りやすく、一人ひとりの能力に応じた支援を心がけていると話されました。「寄り添いと後押し」を心がけ、次のステージに上れるような受入体制がしっかりと整備されていることが、成果を生んでいます。
*詳細は「活動レポート・ニュース:行政視察レポートvol2」をご参照ください。