港湾空港局を所管する第3委員会では、局から「増加するクルーズ船の受入れ機能強化策」並びに「4月24日、箱崎ふ頭で起きた貨物船火災による油流出事案に対しての対応」等の報告があり、それぞれ質疑・要望を行いました。

【クルーズ船 受入機能強化について】
 博多港へのクルーズ船寄港回数は、2015年259回、2016年328回、本年は371回になると推計されています。現在、博多港中央ふ頭では、大型クルーズ船や2隻同時着岸か可能となるよう岸壁延長工事が進められています。委員会では、超大型クルーズ船の2隻同時着岸を念頭に、新ターミナルの整備をはじめとする4案が提示され、今年度中に事業手法の検討や公募条件の整備方針を決めるとの報告がありました。この報告に対し、4案それぞれのメリット・デメリットを質し、今後のクルーズ需要動向を見極めるとともに財政負担軽減や事業手法等、慎重に検討するよう要望しました。

 【博多湾汚染対策について】
 4月24日、箱崎ふ頭で起きた貨物船火災による油流出は、西区生の松原海岸付近までに及び、休漁による漁獲収入の減少や観光潮干狩りの中止等、漁業関係者をはじめ市民生活に多大な被害を与えました。博多港には年間3万隻超の船舶が入港します。市では本年度「豊かな海の再生と持続可能な水産業の再生」を掲げた福岡市水産業総合計画を新たに策定し、「里海づくり」を水産業振興の柱の1つに据えています。事故等により豊かな里海が汚染されるようなことがあってはなりません。港湾空港局に対し、漁業関係者への早急な被害補償の対応と事故発生を想定した対応策強化を求めました。
 港湾空港局からは、①市漁業協同組合との連携による被害補償の請求を行う②オイルフェンス等の資材の備蓄と市漁業協同組合や港湾建設協会等との連携による災害対応力の強化を図る③金属くず等再利用資材の新たな取扱基準の見直し等の港湾施設利用の適正化を検討する、との答弁をえました。