20120902blog01.jpg20120902blog02.jpg いじめや不登校などが社会問題化する中、中高生の居場所づくりを考える福岡市こども未来局主催の「中高生の居場所づくりフォーラム~生きづらさを抱えた子ども達のために~」が市役所15Fホールで開催され、約180人の市民や関係者が参加されました。
 この「中高生の居場所づくり」については、第2回福岡市議会定例会(3月議会)において、「中高生を中心とした若者の孤立化を防ぎ、彼ら彼女らの社会性や自律性を高め、非行防止・健全育成を図るための居場所づくりが必要ではないか」と要望し、市長から「地域の中に中高生の居場所を広げるなど、活き活きと活動できる環境づくりに努めていきたい。そのため、本年度は、中高生に対する施策の一つとして、南区大橋で実施している居場所を継続するとともに、地域において居場所づくりに取り組む団体に対し、開設・運営のノウハウを提供するなど、きめ細かな支援を行っていく。また、さらに地域における居場所の開設が進むよう、支援内容の調査・検討を行う」と前向きな答弁をえた経緯があります。
 この日は、20数年、学校に居場所を見つけられない不登校やひきこもりの子どもたちと向き合ってきた、川崎市の「NPO法人フリースペースたまりば」理事長の西野博之さんが「生きる自信を取り戻す」というテーマで、川崎市の不登校児童・生徒の居場所「フリースペースえん」の映像をもとに講演されました。
「どうせ、オレバカだし・・」「私、死んじゃってもいい」等の子ども達の声、その背後にちゃんと子どもを育てなければ、と余裕を失った親自身の不安、勉強だけではなく、かけっこや逆上がり等、できないことがあったら、親が先回りしてできるようにする、できないよと開き直ることもできない子どもは心の内にストレスを募らせてしまう、子どもたちの自己肯定感を育てるには、安心して失敗できる環境をつくることだ、日常生活の中で小さな失敗を積み重ねる機会をたくさんつくってほしい、と講演を閉められました。
第二部は、福岡市内・外で中高生の居場所づくりに取り組んでおられる4つの団体によるパネルディスカッションが行われました。福岡市には、2007年に市が始めた「フリースペース てぃ~んず」(南区九大大橋サテライト、毎週日曜日の午後1時~6時)を含め5ヶ所の居場所がNPO法人や自治協議会、有志にみなさんによって運営されています。
市では、本年度、このような場を学校や親にも知ってもらおうと、「中高生の居場所マップ」を作成し、中学校や高校、公民館に配布しました。
親や先生にも言えない悩みを抱え、誰かにわかってもらいたい、思いを話したい、あるいは悩み事を解消したいと仲間を求める思春期の中高生が多くいます。子どもたちにも、ふらっと寄れる「止まり木」が必要なのです。