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20141127_2 東京都大田区産業プラザで開催された「第60回全国夜間中学校研究大会」に参加し 夕方には「東京都足立区立第四中学校夜間学級」の授業を参観させていただきました。
 本年8月、衆議院文部科学委員会の中で、下村文科大臣は「各都道府県に一つくらいは設置することを考える必要がある」と答弁しています。
 全国夜間中学校研究会によれば、本年9月現在、夜間中学校は東京都や神奈川県、大阪府、広島県等8都府県に31校あり、中学を卒業できなかった日本人の高齢者や障がい者、不登校やひきこもりの若者、中国残留孤児の家族、在日韓国・朝鮮人、国際結婚や仕事で来日した外国人やその家族ら1951名が在籍しています。
第四中学校夜間学級は、一般学級(A~Dクラス)と日本語学級(1~6)に分けられ、一般学級では、国語の力(日本語)を基準に、習熟度別クラス編成がされています。クラスに2名の教員を配置するT・T授業を行ったり2つのクラスを合併しそれを三分割して、3名の教員で教えるといった習熟度別授業を行ったりしているそうです。また、九月に新入生や日本語学級から移ってくる生徒が多くいるため、一般クラスを再編成し直しているとのことです。20141127_3
 日本語学級は、中国籍生徒の他、最近ではフィリピン籍やベトナム籍の希望者が多くなっているので、4月だけでなく9月にも10名以上の新入生を迎えるため、ひらがなからの入門クラスを再編成しているとのことです。
福岡市には、公立中学夜間学級はなく、学ぶ場を求める人たちの受け皿として、博多区千代中学校に自主運営「よみかき教室」があり、毎週水・金曜日の夕方6時から開かれています。この教室では現役教職員やOB、学生ボランティアが戦後の混乱や家庭事情などで小中学校に通えなかった20数人の生徒さんに寄り添いながら、字の読み書き等を教えています。
 4年前の国勢調査によると、全国の義務教育未修了者は12万8187人、福岡市には1842人の義務教育未修了者がいます。
「教育を受ける権利」を保障するためのも、福岡市にも公立夜間中学校の設置が求められます。