福岡、博多の夏祭りと言えば、「博多祇園山笠」が有名ですが、私の地元の奈多は、毎年7月19日と20日に行われる「奈多祇園祭り」で、夏本番を迎えます。
この奈多祇園祭りも、博多祇園山笠と同様、疫病退散を祈祷したことが由来となっています。
地元誌「ふる里のむかし わじろ」(和白郷土史研究会編)には、江戸時代天明4年に流行った疫病と飢餓退散の祈願成就のお礼に地元の鎮守である志式神社に芝居を奉納したと記述されています。
この日も、陽が落ち始めた頃から、芝居小屋の前に地元商工会の出店で買ったビールや綿菓子等を手にした人たちが集まり始めました。
幕が開き、最初に奉納されるのは、地元小学生による「浦安の舞」です。
35年前、教育大学を卒業し最初に勤務した和白東小学校でお世話になった先生(志式神社の神主さんのお母さん)が、子どもたちの指導をされています。
舞台の傍で、心配そうにじっと女の子たちの舞を見ておられた姿が印象に残りました。
彼女たちは、11月19日の「奈多おくんち 早魚(はやま)神事」にも舞うようになっています。
浦安の舞の後は、旅役者による「三番叟」の舞や芝居、さらには地元奈多町内の人たちによる演舞や演奏等々、鎮守の森に賑やかな声と笑顔が交ざり合った夏の夜でした。
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