大分県宇佐市で働いている息子たちが、勤務の都合上、今年の盆も帰省できないことになり、孫の顔を見たいと日頃より口癖になっている祖母を連れだって、宇佐に出かけることになりました。
私は、息子たちの元気な姿を見るのと同時に、新聞で紹介されていた「宇佐市平和資料館」を見学するのも目的の一つでした。
宇佐市には、戦前、海軍航空隊の基地が造られ、敗色が濃厚となった1945年には神風特別攻撃隊の中継基地にもなり、多くの若者がこの宇佐から南の戦場へ飛び立っています。
資料館には、今年冬に公開される映画「永遠のゼロ」の撮影に使われた原寸大模型のゼロ戦が展示されており、宮崎駿さんの映画「風立ちぬ」の影響もあり多くの見学者が来ておられました。
また、壁際のコーナーには、佐賀県の遺族が寄贈した「海軍少尉大石政則日記」が展示してあります。
東大法学部2年生で学徒出陣し敗戦の年の4月、22歳の若さで特攻出撃するまでの日記が綴られています。
家族への別れの言葉や生死の葛藤、そして好きになった娘さんのこと、戦争の理不尽さや無情さが伝わってきます。
さらに、その隣にあるテレビ画面からは、「豊の国宇佐市塾」のメンバーがアメリカ国立公文書館から取り寄せた、アメリカ軍機による宇佐市や福岡県内の国鉄荒木駅や西鉄筑紫駅、蒸気機関車等への機銃掃射の映像が生々しく映し出されています。
カラ―映像だけに遠い昔とは思えません。
機銃掃射の先で、どれほど多くの人々が恐怖の中、命を奪われたのか、憤りを覚えます。
隣にいた母親が小学生のころ体験した福岡大空襲のことや奈多海岸上空での空中戦のこと、アメリカ進駐軍のこと等を話しはじめました。
戦争体験者が高齢になり、語り部が少なくなっている今、平和資料館など「平和を創る、未来への資料館」として整備していく必要があります。
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