私の地元の奈多では、毎年11月19日夜、福岡県の無形民俗文化財に指定されている早魚神事が行われます。
奈多四町内を二組に分け、隔年毎にニ組の青年たちが、俎板の上の鯛をさばく速さを競う神事です。
郷土史「ふる里のむかし わじろ」には、
「古い時代は、網元対網元の競争で、生きた大鯛を早く料理して神前に供えた方にその年の漁場の権利が与えらたので、村人の生活がかかった競争神事であった。そのため、一つ間違うと血をみることも多かった」
と記されています。
今年も、親戚や友人の息子さんたちが鯛をさばきます。
神事は、日が替わる夜中の12時頃に行なわれますが、練習はそれぞれの公民館で日が暮れたころから始まります。
先達から引き継がれてきた庶民の伝統行事は、仕事への思いや自然に対しての祈りが込められ、また深い絆のあらわれでもあり、いつまでも残していきたいものです。
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*リニューアルされた福岡市博物館には、特別企画「山笠の力」展が開催されています。
国宝金印「漢委奴国王」と重要無形民俗文化財「博多祇園山笠」と並んで、志賀島の「歩射祭」、箱崎の「玉せせり」、そして奈多の「早魚」が展示されています。写真下。
(福岡市博物館パンフレットより抜粋)