玄界灘に面した三苫・奈多・雁の巣松原の防風林を松くい虫からの被害をなくすための防除作業が、
地元自治会役員さんたちの立会の下、まだうす暗い早朝5時から始まりました。
近年、松くい虫の被害により、「松枯れ」が大発生し、三苫・奈多・雁の巣海岸の白砂青松はもとより、防風、防砂の保安林としての機能も失われてしまいます。
地元では、松枯れの被害を食い止めようと15年前に有志を中心に
「奈多植林会」
が結成され、地域の皆さんとともに、松の苗木である
「スーパーくろまつ」
を植林したり、草刈り作業を行ったりしてきました。
この間、植林した数は23,000本にもなります。
被害を防止するには苗木を植林するだけではなく、枯れ木の伐倒・搬出やカミキリ虫に寄生する「マツノザイセンチュウ」を駆除しなくてはなりません。
松が枯れる原因は、このセンチュウが松の幹内に入り、木が水を吸い上げる働きを妨げてしまうからです。
したがって、センチュウを運ぶカミキリ虫の繁殖を止めなくてはなりません。
例年、カミキリ虫が飛びまわり始めるこの時期に薬剤散布がおこなわれていますが、今年は、地元の理解も得て、より効果が期待される無人ヘリによる空中散布もおこなわれることになりました。
しかし、この日は、風が強く、空中散布は延期になり、地上散布のみの作業となりました。
松露が採れる松林の復活・再生を期待しながら作業を見守りました。
次の日曜日は、奈多植林会による下草刈りの作業も行われることになっています。