3月議会では、高田議員の補足質疑として、「中高生の居場所づくり」と「小中学校での不登校対応教員の配置」、「スクールソーシャルワーカーの拡充」ならびに「福岡市生活習慣・学習定着度調査の問題」について意見を述べました。 
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~「中学高校生の居場所づくり」について~
【落石】
 近年、子どもたちを取り巻く環境は、少子化、核家族化、情報化等、現在の社会の中で大きく変化しています。
 少年少女の非行・問題行動は、全体的には減少傾向にはあるものの、出会い系サイトやツーショットダイヤル等で事件に引き込まれる事案も多く、低年齢化も懸念されています。
 また、この頃は第二次反抗期で、大人から見ると、何かと反抗しているように見え、親だけでなく教師や学校、大人社会全般に批判的になり、大人の注意を素直に聞かず、団体活動や地域活動から遠ざかる子も多くなります。
 そして、大人社会が決めた常識やルールを破り、同年代の仲間のルールを優先したりすることで、既存の大人の支配から脱皮を試みる行動がよく見られます。
 そのような中高生の一番の居場所は、当然家庭ではありますが、その家庭が中高生にとって居心地の良い場となっていないケースも増えてきています。
 悩み事を抱え、誰かにわかってもらいたい、思いを話したい、あるいは悩み事を解消したいと仲間を求め、友達とゲームセンターやカラオケに行ったり、ファミリーレストランで時を過ごす中高生の姿を度々見かけます。
 しかし、小遣いもそれほど多くなく、お金を支払って利用するにも限界があり、だからと言って近所の公園やコンビニ前などで、長時間、仲間とはしゃいだりしていると、近所の住民からたむろなどしている、問題行動を起こすのではないかと怪しまれ、学校に連絡されたとの話も聞きます。
 また、不登校や問題行動を起こす子どもたちの原因や背景の一つに気軽に集い語り合う居場所の有無が関係しているとも考えられ、彼ら・彼女らの居場所を整備する必要があると考えます。
   ~中略~
 2010年には「次世代育成支援福岡市行動計画・後期計画」としての「新・福岡市子ども総合計画」が策定されました。
 しかし、各事業の内容を見ると、中高生対象の居場所づくり事業は少なく、各校区に広げてある「放課後等の遊び場づくり事業」もほとんどが小学生が対象であり、中高生が主体となって企画・運営する事業もわずかです。不登校や問題行動を起こす子どもたちの原因や背景の一つに気軽に集い語り合う居場所の有無が関係しているとも考えられ、彼ら・彼女らの居場所を整備する必要があります。
 福岡市として、中高生を中心とした若者の孤立化を防ぎ、彼ら彼女らの社会性や自律性を高め、非行防止・健全育成を図るための居場所づくりを、今後どのように展開されようとしているのか、高島市長の所見を伺います。
【高島市長答弁】
○近年、中高生は不安や悩みを抱え、家庭にも学校にも自分の居場所がなく、不登校やひきこもりになるケースが増えている。
 これらの解決のためには、早期の対応、予防的対応が重要だと考えています。
○今後は、地域の中に中高生の居場所を広げるなど、中高生に対する施策の充実を図っていく必要があると考えており、中高生が活き活きと活動できる環境づくりに努めていきたいと考えています。
○そのため、平成24年度は、中高生に対する施策の一つとして、南区大橋で実施している居場所を継続するとともに、地域において居場所づくりに取り組む団体に対し、開設・運営のノウハウを提供するなど、きめ細かな支援を行っていく。また、さらに地域における居場所の開設が進むよう、支援内容の調査・検討を行っていきます。