よみがえれ、郷土の松林 ~奈多植林会 「植樹祭」~


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植林会による苗木の植え方の指導
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根が邪魔して深く掘れません
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小学生もたくさん参加してくれました

 松くいの虫の被害が広がっている福岡市東区奈多、雁の巣の松原で開催された奈多植林会主催の「植樹祭」に参加しました。
 私も加入させていただいている奈多植林会のメンバーをはじめ、地域の皆さんや小学生ら約300人が参加し、被害にあい伐採された松原にスーパークロマツの苗木約2600本を植えました。
この植樹祭は今回で14回となりますが、数年前から玄界灘・博多湾沿いの海岸にはマツノザイセンチュウという線虫によるまつ枯れが深刻でこれまで大量の松が伐採されました。
 例年、1500本程度植えていますが、被害が多く広がっているため、昨年は2000本、今回は2600本と苗の本数を増やしました。
 苗木を植え、手入れをし、風や砂を防ぐための松として成長するには約30年前後かかるといわれます。
 奈多や雁の巣をはじめ玄界灘、博多湾沿岸の松林は、江戸時代に黒田藩によって植林され、これまで先人の手によって、海沿いの暮らしが守られてきました。
 私は、昨年10月の市議会でこの「松くい虫対策」をとりあげました。
 高島市長並びに農林水産省局長から「松林を守る活動を行われている市民団体の皆様や関係機関などと連携をとりながら、松林保全や松くい虫防除対策に取り組んでいく」との積極的な答弁をいただきました。
 息の長い活動になりますが、今後とも、行政と地域が連携して、私たちの環境と美しい景観を守っていきたいものです。