憲法をとりもどす アベ政治を許さない

__ (4)安保関連法、いわゆる「戦争法」が強行可決されて一か月経ちました。安倍首相が、いくら憲法の範囲内と言っても、海外のマスコミは「日本の兵士は海外で戦う権利を得る」(タイムズ)、「大戦以降初の日本軍が海外で戦うのを認める法律」(ワシントンポスト)と報じているように、海外での戦争、武力行使を可能にする法です。

安倍首相は「時を経る中で理解が広がっていく」と言っています。この発言は、国民はいずれ忘れると言っていることに等しい。私たちは福岡県平和フォーラムや原水禁福岡地区実行委員会の皆さんとともに、毎月第1・第3木曜日を天神街宣行動日とし、抗議行動を継続しています。

国会の周辺や福岡はじめ全国各地で「不安倍増」「アベ政治を許さない」等のプラカードを掲げ、これまでと違ったデモが見られました。「戦争ができる国」を認めないと同時に、誰が政権を担っても憲法に基づき法律が制定されるべきであり、一政権の判断で都合がいいように憲法を解釈し法律成立は認めないというのが「アベ政治を許さない」に表れています。

来年3月までに法が施行される見通しです。当面は法の実動を許さない運動の継続が必要であり、憲法改悪を認めない政治情勢をつくり出さなくてはなりません。そのためにも来年夏の参議院選挙で勝利しなくてはなりません。