今こそ、長時間労働抑制策を。

2015・11・12非正規雇用非正規学習会共同代表を務める「非正規雇用フォーラム・福岡」は、12日(木)人権啓発センター研修室にて安元隆治弁護士を講師に「労働法制の改悪を許さない! ~これから私たちはどう闘うか~」学習会を開催しました。労働者派遣法が改悪され、残業代ゼロも含む労働基準法の改悪も行われようとしています。
法律が労働者を守ってくれない時代が到来しようとしています。

労働時間規制は、労働者の健康と安全を確保するための最低限のルールであり、これを緩めることは認められません。昨年の国会において全会一致で可決し、成立した過労死等防止対策推進法の施行によって、政府は、わが国に蔓延している長時間過密労働を抑止する政策を打ち出すべきであるにもかかわらず、本法案はその趣旨から逆行していると言わざるえません。

労働者の健康被害の予防とワーク・ライフ・バランスの確保を図るためには、労働時間規制を遵守し、「休息時間(勤務間インターバル)規制」などの長時間労働抑止策を法的強制力のあるものにすることが必要です。
労働基本権(団体権・団体交渉権・団体行動権)の重要性が改めて問われています。踏ん張りどころです。