大雨に備える!

 九州南部はすでに梅雨入りし、北部九州も今週後半にも梅雨入りかと報道されています。気象台は7月中旬には九州から関東甲信地方にかけて前線が停滞すると予想されることから、大雨に警戒を呼びかけています。

 3年前の7月、福岡県と大分県を中心とする九州北部を襲った集中豪雨をはじめ、ここ数年九州、福岡県では集中豪雨により甚大な被害が発生しています。新型コロナ感染拡大防止とともに気を緩めることなく注意を払わなければなりません。

 福岡市では、2018年7月、ため池ののり面の崩壊や土砂崩れ等で市民生活に大きな影響が出ました。福岡市には市が管理している農業用ため池が315か所あり、うち256か所を防災重点ため池とし、順次、耐震調査を含め「防災・浸水対策事業」が進められています。本年度、市内16か所、東区では、周囲に住宅街や病院がある高見池・大蔵池(和白東)や地蔵池(唐原)等6か所の調査点検が行われます。しかし、調査・点検は、水量が低下する10月以降になるため、台風や大雨時は河川や山間部だけではなく、ため池の監視もしっかりと行う必要があります。