新型コロナウイルス感染症関連経費として約74億円増額!

 福岡市議会9月定例会が4日、開会しました。(会期は10月9日まで)

議会に上程された一般会計補正予算案の特徴は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による法人市民税や宿泊税等約160億円の減収に伴い、財源確保として「減収補てん債」の発行や宿泊税充当事業や夏休み・冬休み短縮に伴う学校施設整備事業等の見直しにより約110億円の財源を確保するものです。

 新型コロナウイルス感染症関連経費については、市民生活の支援として、児童や高齢者へのインフルエンザ予防接種助成や妊婦や介護施設従事者へのPCR検査助成等に約25億円、子どもの学びを確保するとして、2021年度に小中学校全学年での35人以下学級を暫定的に実施するための教室・空調整備やオンライン授業推進事業等に約9億円、経済活動の支援として、国の雇用調整助成金等を活用する中小企業・小規模事業者を対象としたサポート事業や市内宿泊施設へのテレワーク整備に係る助成等に約4億5千万円、計約74億円を計上しています。

 これらの事業案は、各常任委員会で審議されます。私が所管する経済振興委員会では、前述の中小企業・小規模事業者へのサポート事業等に加え、市内MICE施設でのオンライン開催に係る助成や文化・エンターテインメント等のイベント主催者へのオンライン配信費用助成等を審議します。働く人の雇用の維持につながるのか、事業継続のための効果的なものになるのか、しっかり審議に臨みます。

 さて、台風10号接近により、7日(月)の議会は休会となり、私の一般質問日は10日(木)となりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、解雇や雇止めが急増していることから、「コロナ禍での雇用維持と就職・再就職支援について」また、子どもの貧困率が依然として高止まりし、新型コロナウイルス感染拡大が、ひとり親家庭の暮らしに大きな影響を及ぼしている中で、支援策を拡充する必要があるため、「子どもの貧困解消に向けてのひとり親家庭への就労支援について」質します。10日(木)午後1番、13時10分質問予定です。どなたでも傍聴できます、インターネット放映もあります。ご意見・ご要望、お待ちしています。